ニワカが行く、C-Popの世界の入り口のそのまた入り口
こないだ箱根へ旅行に行き、その帰りに横浜中華街へ。7月の香港旅行を少し思い出して懐かしい気持ちになった。
そもそも香港映画の名作『恋する惑星』の香港像に惹かれて香港行きを決めた影響を受けやすい自分としては、香港に行ったことでそこの音楽に興味持つのは当然のことだった。
今回は4日間という超短い滞在の中で香港や澳門のテレビや有線などから得たC-Popの知識を使って魅力を書いていこうと思う。繰り返すけれどいたの4日間だけだからね。後は日本でApple Musicを中心にちまちまと聴いただけ。
C-Popは全体としてK-Popに引っ張られるような印象が強い。正直タレントは見分けがつかない。現地のバラエティ番組もコリアンライクな作り方で、全体的にチープな印象を受けた。
このチープさはある意味良さにも通じるのではないか、というのが僕の持論の一つ。ちょっと抜けてる方が女の子って可愛いじゃん理論を援用したい。電子音のピロピロ感、なんだか胡散臭い(偏見)中国語の響き、なかなかクセになりそうではある。
じゃあ、ということでバンドを一つ紹介したいと思う。「耀樂團」(Yaoband)である。このバンド、AppleのiPadを使った有名人…みたいなコマーシャルで一時期AppleのHPで紹介されてたから知ってる人はいるかもしれない。公式の隅っこにいただけだから知ってたらすごいけど。3曲紹介したい。
耀樂團 "我們就喜歡這樣 (feat. Aventurina King)" (We Just Love It)
https://itun.es/jp/4L5A7?i=996907987
なんとなく自分の言いたいことがわかっていただけたら嬉しいな、という感じ。ボーカルはK-Popライクだけど何か違う。この違和感というか不思議な感じがハマるポイントである。
一応このバンドのオリジナリティとして補足しておくと、これらの曲で使われているのはその辺で録った音も含まれているらしい。Appleのコマーシャルではビリヤードの球と球が当たる音などを録ってた。要はどこでも持ち出せて録音→編集といった感じで即クリエイティブな作業に入れる手軽さとiRigなどの新しい楽器への対応力を示してるってことらしい。
そういえばfhànaもiPad使ってたな。
耀樂團からもう2曲。個人的な嗜好だとこの2つが好き。
耀樂團 "璀璨"
https://itun.es/jp/lBkLG?i=546613092
耀樂團 "Raw Emotion"
https://itun.es/jp/lBkLG?i=546613090
中国にも色々とあるようで、シンガポール系と言うべきか、そちらの方に影響を受けるとKの香りが抜けるようだ。四川料理があれば北京料理があるようなものだろうか。中国語も北京語と広東語があるくらいだし。
中国語の響きに対して先程は胡散臭いなどと申し上げたが、こうなってくるとエキゾチックなという印象が強まる。
洋楽を聴き始めた頃(BonJoviだった)、英語リスニング力が皆無だったため、何言ってるかわからなかったがその響きのかっこよさに惹かれた。これも同じ。中国語も正直何言ってるかさっぱりだが、響きが詩的でなんかすっごくいい感じ。
うん、早速アーティストを紹介したい。「タニア・チュア」(蔡健雅)さんだ。シンガポールの方なのでC-Popに組み込んでいいのか正直微妙だが、中国語だし許して。
澳門にある、マカオ・クリエーションというマカオのクリエーター集団が細々と色々出してる素敵なお店があり、マカオのおすすめスポットのひとつなのだが、そこでめっちゃオシャレなマグカップを買ったり、友人は謎のT-shirtを買ったりしていたのだが、そこで有線でこの方の曲がかかっていたのだ。マカオではWi-Fi環境がなかったので(海外、それも初渡航先でWi-Fi環境なしはマジでエクストリームハードモードなのでケチらず準備するが吉です。)録音し、ホテルでシャザムるという面倒をするほどビビっときたいい曲だった。
タニア・チュア "紅色高跟鞋" (Red High Heels)
https://itun.es/jp/xn7fO?i=672641999
よくわからないが(ここ大事)ラブソングらしい。エキゾチックな響き、タニア・チュアの歌声も申し分ない。いいよね。
もう一曲、Apple Musicにある中で最新のアルバムから、アルバム名になっている曲をば。
タニア・チュア "失語者" (Aphasia)
https://itun.es/jp/ITcQ-?i=1051208559
といった感じで5曲ほど紹介してみた。
まぁJ-Popがめちゃくちゃたくさんいるように、C-Popもめちゃくちゃたくさんいるのでこの文章は走りにすらならないが、おっ、なんかいいなっ、聴いてみようかなっと思っていただけたら嬉しいところ。
以上、アニソンばっかり聴いてたりするわけでもないんだぞ!アピールでした。