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たにしろぐ

日記というより備忘録です。

天声人語と朝ズバの話

今は昔、小学生-中学生の頃、朝日新聞をとっていた。高校生の時はどうだったか忘れたが、讀賣ではなく毎日でもなく朝日新聞だった。

讀賣は巨人贔屓がやかましいのとナベツネが嫌いだった、毎日は紙面がペラいのが理由だったようだ。

当時、スポーツ欄の次に好きだったのが「天声人語」である。いわゆる編集後記だが、まぁ言うなればコラムのようなものだ。

天声人語を好んで読む中学生なんて気色悪いものだが、当時の天声人語はコラムというよりは言葉遊びに近いものがあった。投書から話を飛躍させて、飛躍させて、できるだけ色々な話題を転々として最初の話題に戻ってくる。もちろんただ話を繋げたわけではなく、色々な話題を興味深く旅して、最後は映画のループエンドよろしく元の場所に帰ってくる。これが結構好きだった。

今は天声人語を読むことはおろか、朝日新聞すらとっていないという新聞で叩かれがちな現代的一家だが、朝日は少し左傾化が過ぎるし、天声人語も担当が変わってしまってつまらなくなったので当然のことだった。毎朝朝刊を楽しみにしていた私はどこへ行ってしまったのか。

 

そういえば毎朝観ていた「朝ズバ」が切られたのもこの頃だったと思う。

みのもんたが不快過ぎたのは一つある。

ベイスターズの話題ばかりだし、しかも大体負けているのでみのもんたのボヤきばかり。某喝!な番組にも言えるが親父のボヤきなんか聞いて誰が楽しいんだ?全然わからん。朝から親父のボヤきは勘弁してくれ。

女子アナにセクハラをして問題になっていたがギリギリな場面はよくあった。言い返せなさそうな女子アナに社会の闇を感じた。これ朝番組だぞ。

みのもんたの女好きは番組編成にも影響を与えていて、テニスはシャラポワだけ(当時は全盛期だったけどあの人全盛期でもそんな無双してなかった。強かったけどウィリアムズ姉妹とか全く触れられなかった。)、女子バレーボール日本代表、ビーチバレーの浅尾美和、陸上のイシンバエワなどなど。

あとは格闘技ばっかりだった。亀田兄弟は大阪のいちびりにしか見えないし嫌いだった。ボクシングはいいにしてもK-1はスポーツなのか?と思っていたし、選手が計量を通過しました!っていうのはニュースなのか?ダイエット報告か?

確かに大好きなサッカーが少なかったのは大きいが、それ以上にスポーツコーナーとして大切なものが欠落していた。必死で頑張るアスリートの姿より、外見のいい女性アスリートばかり取り上げていた。これはアスリート側にもいいことはないだろうと思う。今、ビーチバレーで国内トップアスリートは誰?という問いにどれくらいの人が答えられるだろうか。マイナースポーツの注目には確かに華やかな女性アスリートが寄与することは間違いない。ただ、継続的な注目を集めるのには向かない。その選手が一線を退いたら意味がなくなってしまう。

その辺が小さいころながら我慢ならなかった。あの番組はスポーツ界にとってよくなかった。嫌な意味で俗だった。

とまぁ局の都合やらみのもんたの都合やらが色濃く反映されていた悲しい番組だったのもまた事実。

今、テレビは凋落しているとか言われていて、それを象徴するような自分の心持ちの変遷を辿ったという意味では、面白い番組と言えるかもしれない。朝の貴重な時間は返して欲しいけれど。

 

がんばれ新聞、がんばれテレビ