たにしろぐ

日記というより備忘録です。誰かに読まれてることは想定されていませんので、覗き見感覚でどうぞ。

急にバレーボールの話をする

リオデジャネイロオリンピックが終わって少し経った。我が街からメダリストが出て、近くその報告会をするらしい。

今大会、サッカーは決勝以外観なかったし、それ以外も試合が日本時間の朝に固まっているのであまり観ることがなかった。

陸上、卓球、水泳、体操、マイナーなところだとホッケーやセーリング。その他にも色々観た。うん、結構観ていたね。いや、好きなフェンシングが気がついたら終わってたから観てない気分だったのかもしれない。

 

その中でオリンピックで少しの発見があった競技がある。バレーボールだ。

 

まぁ日本国民、バレーボールはご存知の方が多いだろう。よくテレビで放送されてるし。

ルールがわかりやすいのがいい。同じ放送されてるスポーツだとサッカーや野球、テニス、ラグビーなんかがあるが、サッカーはオフサイドという初心者殺しがある。(わかれば簡単なのだが、あいつは文字や言葉で説明するのが難しいのがわるい)野球も打って走れ!なんて言うけど知れば知るほど案外ややこしい。テニスはわかりやすいけれど試合時間が長い。途中で寝る人が多い。ラグビーやアメフトのルールは非常に複雑。知ろうとしなければまったく理解できない。

その点、バレーボールは得点関係のルールが自分たちの感覚に近いというか、「なんでダメなの!?」感が少なくていい。その辺のおばさんにもわかりやすく、ジャニーズオタクのおねぇさんにも、理解しやすい。

ただ、ファンにもなれない。

いっっつも疑問に思うのだが、バレーボールの国際大会、日本でやりすぎじゃないか?いっっつも代々木でやってないか?

スポーツはホームアウェイの雰囲気が好きな自分としては、常にホームで戦う日本代表が好きになれない。快挙!とか言われてもそりゃ毎度毎度自国開催だしなぁ…となってしまう。

ホームの雰囲気も好きじゃない。あの長いバルーンは一体なんなんだ。途中で挟まるジャニーズのライブはなんなんだ。あれはスポーツの試合というよりアイドルのライブではないか。

もちろん反論もあろう、バルーンは会場の一体感を促してくれる。しかしみーーーーんなバルーン持ってるしもうホームとかいうレベルじゃない。相手国の観客はなにしてるんだ。極東まで観にくる観客は狂ってるのか?

スポーツのハーフタイムなどに余興が挟まるのは案外よくあることで、有名所だとアメフトのスーパーボウルがある。アメリカンスポーツは総じてショーやエンターテイメントの側面が強い。でも観客はアメフトを観に来たわけで、余興は余興にすぎない。しかしバレーボールはもうなんかスポーツ好きとしてはまったく相容れない状況である。

さらにいうとテレビのやたらバラエティに寄せた演出も好きになれないし、観客に対して扇情的というか、美女イケメンアスリートをピックアップするあの態度が好きになれない。

スポーツが単純に好きだ、という姿勢で観ると違和感だらけ。

 

で、オリンピックの時のバレーボールを観て驚いた。

オリンピックは色々と煩わしいノイズを取り払ってくれて、バレーボールをやっと普通に観ることができた。面白いじゃん…!

すごい面白い。ゲームはスピード感があり、迫力もある。たまに競技そのものが既につまらないものがあるがバレーボールはそんなことはない。人気なのもわかる。

日本では人気で、それこそ代表選になるとTwitterが盛り上がる。ただ、自分が好きになれなかったのはバレーボールという競技に対して少しリスペクトを欠くような気がしていたからだ。正直、スポーツを観る理由なんてどんなものでもいいが、余裕ができて来た時、その競技がスポーツとして正しい方向に向かっているのか考えてあげることもできると思う。

とりあえずバレーボールの国際大会は国外でもきちんとやってほしいし、ジャニーズは引っ込むか自重だな、と上から目線の指摘で終わる。

 

まぁそんなことを思う