ふわふわコロナ
「コロナ禍」を「ころなか」と呼べる人間はどれほどいるのだろうか。
禍を災いとして読めなくなる人間がインターネットにはたくさんいるようで、うずとかなべとか、幸せなワードが立ち並ぶ。
みんな、全国民にマスクを2枚配る安倍政権をバカにして暇を潰している。
「マスクを2枚配ればいいだなんで馬鹿野郎だ」というのは確かにわかりやすい話ではある。
とはいえ、わかりやすい話がすべてなわけではない。
役人は個人的には好きな人たちだし、*1とても賢い人たちだ。
彼らの住む世界がとても特異な世界であることは事実ではあるし、かなり擁護するような見方をしている自覚はあるものの、2枚のマスク供給を政権がドカーンとか決めた、みたいに話はそう単純ではない。
どう単純じゃないか、の議論はしない。
ま、こういうのもモリカケ問題やら、種々様々な政権の抱える問題がある中で、
今とっても暇な国民がわーきゃー言っているだけなような気もする。
一億総被害者意識、とでも言おうか。
もちろん無理なものは無理だし、Stay Homeの原則はもちろんその通りだが、
経済活動として歩みを止めてはいけないのも事実だ。
本当にHomeでStayするだけなら犬でもできるわけだし、人間として今できることをするしかない。
10年、20年前に人類が同じ状況になったとしたら、ただ立ち止まるだけだったかもしれないが、
今はびっくりするほどたくさんのツールがある。
残念ながら、この病は数年単位で続くだろう。
色々な価値観が変わり、生活様式は大きく変わる。
デジタルの流れはより早く進み、乗り遅れる者は死ぬ(いや、より早く乗ったものが生きるか)ことになるだろう。
ポストコロナ、あるいはウィズコロナの世界に我々がどう生きるか、
どこに商機を見出すかが重要な鍵となる。
雌伏の反対は雄飛である。
我慢でもなく辛抱でもなく、これは準備だ。
Well, I’m livin’ in a foreign country but I’m bound to cross the line
Beauty walks a razor’s edge, someday I’ll make it mine
If I could only turn back the clock to when God and her were born
Bob Dylan "Shelter From The Storm"
*1:知る限りの官僚を見る限り、最強の奉仕集団だと思っている。地方公務員はよく知らない。