イタリアで食べたものの話
いい機会だったので初めての家族旅行に行ってきました。
ローマ→ナポリ→ローマ→フィレンツェ→ヴェネツィア で10日ほど!
大学生以来の長期旅行でした。
フォローしてくれた会社の皆様本当にありがとうございます。
いうまでもなく最高の旅行でしたが、特に飯がよかった。
全部美味かった。さすがイタリア。
というわけで美味しかった現地の料理を軽くご紹介して、旅のレポとさせていただきます。
①プロセッコ
いきなりワインですが、イタリア北部、ヴェネツィアとかがあるヴェネト州名産のスパークリングワインです。
ガンガン飲めるタイプの軽いお酒。スーパーに行くとボトルで3€(450円以下)でめちゃ美味しいのが売ってて、完全に沼りました。ほぼ毎晩2人でワイン1本空けてました。
写真はトラットリアに並んでたら順番待ちの時にくれたプロセッコ。
日本のカルボナーラとは違い、もっちりゴワゴワとした麺(割とラーメン二郎っぽい)と、塩気の強いグアンチャーレに、チーズの濃厚さが全面に出ていて美味しかったです。
イタリアへやってきて最初のご飯でこういう「美味しいけど日本ではあまり食べられなさそうな味」に出会えたので、幸先が良かったです。
久しぶりの海外でちょっとビビってたんですが、いい自信になりました。
③ピッツァ(ナポリターナ)
困ったらピッツァかパニーニを食ってました。安くてうまい、オーダーが楽。
ナポリピッツァは旅程の関係でお目当てをスキップしましたが、どこ行っても美味しいのがピッツァ。
日本より甘めのトマトをベースに、オリーブオイル、チーズ、バジルが乗ればまぁマズく作る方が難しい。ピザ釜のあるお店だと作りたてが食べられるのでさらにおすすめです。
個人的にはアンチョビの味がしっかりついたナポリターナが好みでした。
やっぱり塩気は酒に合う。
④サルティンボッカ
叩いて伸ばされた豚肉に、ハーブと生ハムを乗せて焼くローマ伝統の料理です。
食べごたえのある豚肉に生ハムの塩気、ソースと肉汁を吸いまくったマッシュポテトはもう最高。
日本でもライス以外にマッシュポテトという選択があってもいい気がするんです。そっちの方がお酒には合います。
外の席でお酒を飲みながら食べると綺麗な街並みの効果でさらに美味しくなります。イタリア行ったらぜひテラス席で。テラスを指差しながら「アウトサイド!」って叫べば大丈夫。
フィレンツェ式ステーキとでも言いましょうか。
1㎏からオーダーOKなお店がほとんどで、その理由も「デカい肉を焼いたものじゃないとフィレンツェ式じゃねぇ」というストロングスタイルなのが清々しい。
熟成肉を使っていますが、デカいのにレアなので、7割くらい生肉なのが最高でした。味付けもオリーブオイルと岩塩だけ。でもまたこれが美味い。ストロングスタイル。
⑥ボンゴレビアンコ
旅行で1番美味しかったのはヴェネツィアで食べたボンゴレビアンコでした。
自分でパスタ作るとわかるんですけど、マジで塩加減が命。茹で汁に含まれる塩気や、パスタが何を吸っているかとか、変数が多くなればなるほど難しく、トマトベースじゃない場合はごまかすこともできない。
さらにボンゴレビアンコって、アサリそのものの塩気という生き物由来のド変数が絡んでいるので、見た目の割に難しい料理だと思っています。
その中でK点超えの一品。小ぶりなアサリを大量に使いつつ、完璧な塩加減とパスタの茹で加減、ちょうどいいオイル感と汁気、アサリのお出汁…。
完全無欠の着地を見せつけられての優勝でした。
⑦アペロールスプリッツ
甘めのカンパリ、という感じのアペロールというリキュールにプロセッコとソーダを混ぜてオレンジを添えたカクテル。
テラスで鮮やかなオレンジ色した飲み物を飲んでる人がたくさんいましたが、みなさんこれを飲んでいるわけです。
見た目によらず、酒を2種類入れてるので結構アルコールは強め。でも苦味が効いてるしヴェネツィアの風景強いし何杯も行けそうでした。
日本でも横浜とか神戸でガンガン売ってほしい。色綺麗だから映えるし、アルコール度数高いから気持ちよく酔えます。
他にも、ムール貝のクリームパスタや、アマトリチャーナ、イカスミパスタといったパスタ類、マルゲリータやマリナーラのようなピッツァ類に加え、リゾットやコロッケ、フリットなど、食べまくった1週間でした。
さらにいうと飲みまくった1週間でもあります。
プロセッコにペローニ(イタリアンビール)、白赤のワインに、現地のスーパーに置いてあったRTDの数々。
生ハムとチーズが安くてしょっぱくて美味いので宿飲みも捗りまくってました。
仕事頑張ってまた行きたいな!